月刊サイクルビジネス
2016年9月1日に就任して以来、自転車産業の活性化へ尽力している塩手能景・経済産業省製造産業局車両室長。自転車業界の取り巻く状況は依然として厳しいが、その中でもメーカーそれぞれが海外など将来性の高い市場に取り組むことで業界発展の可能性は充分にあると説く。ニーズの的確な把握や製品開発が今後の販売の大きな鍵を握るとして、マーケティングの強化にも注目。塩手室長が考える自転車市場の動向や業界活性化策などを伺った。
夏前から早くもスタートした2017ニューモデル展示会。数多くのブランドが東京や大阪など各地で注目の新製品を発表し、話題を呼んだ。苦戦が続く自転車市場だが、販売を再び活気付けるためメーカーや商社が様々な工夫を凝らし、ブランドと製品の魅力を訴求した。
日本だけでなく世界全体で停滞感が漂う自転車マーケット。そんな中で中国四国の自転車市場でも明るい話題は少ない。卸商社からは異口同音に「以前と大きな変わりはない」という声が聞かれたが、変化の激しい現代において、立ち止まれば時代に取り残されてしまう。現状を打破し、将来の発展に繋げる道を探った。
7月30、31日の2日間、長野県富士見町の富士見パノラマリゾートで「第26回シマノ・バイカーズフェスティバル」が開催された。
大自然を舞台として思い思いの楽しみ方でオフロードを満喫できるイベントとして人気のこの大会。今年は恒例となった4時間・2時間「エンデューロ」や「XCマラソン」をはじめとして、ファットバイクやシングルスピードのレースが新登場。さらにMTBでDHコースを駆け上がる「MTBヒルクライム」や「富士見キング・オブ・マウンテン」と銘打ち全長約39kmのロングコースを走る新種目も加わり、さらに多彩な内容となった。