月刊サイクルビジネス
先日、フジテレビ系列のバラエティ番組「ほこ×たて」で、電動アシスト自転車を取り上げていた。長崎の「激坂トップ3」を40代の主婦が電動アシスト車で登りきることができるか、という挑戦だった。地元高校のサイクリング部員でも途中でギブアップした、壁のようにそそり立つ急勾配の上り坂。見ていてこれはさすがに難しいのではないかと思ったが、ヤマハPAS12年モデルに乗った主婦は一度も足をつかずに見事に登りきったのだ。…
(一社)自転車協会(渡辺恵次理事長)は、国内では最大規模のサイクルイベント「東日本復興支援サイクリングCycle Aid Japan 2013」を昨年に引き続き開催。
今年は6月1日〔南下〕盛岡~花巻105km、盛岡周回55km、2日〔南下〕花巻~一関90km、一関周回60km、8日〔南下〕松島~白石75km、白石周回75km、〔北上〕白河~会津若松90km、猪苗代湖周回45km、9日〔南下〕白石~福島90km、白石~福島55km、〔北上〕猪苗代~福島80km、郡山~福島60kmと4日間で12コース、全国31都道府県から1300名以上がエントリーした。
エリアの広さと走行距離で日本最大規模の一般参加型サイクルイベントだが、今回は90キロ~100キロ前後のロングコースに加え、50キロ前後のミドルコースも併設され、より幅広い層が参加できるようになった。
東北地方では震災からの復興が進みつつあるとはいえ、特に沿岸部の街並みを見ると以前の姿を取り戻すまでの道筋はいまだに見えてこない。同地の経済指標も今後の持ち直しに期待できるというものの、判断は足踏みのまま据え置かれるなど厳しい状況が続く。特に今年は大雪で消費、流通面で停滞が見られるという、自転車業界にとっては好材料が少ない環境下で迎えることになった春需。やはりその影響は少なくなかった。だが、その先にはほんの一筋ながら光明を見出すところも現れている。現状を悲嘆せずに経営を続けながら将来へ向けて導き出したキーワードとは。
5月26日、比叡山延暦寺でパナソニックサイクルテック特別協賛の比叡山ヒルクライム大会が開催され、実業団も合わせて約1100名がエントリー。出場者は奥比叡ドライブウェイを通行止めにしての8.4kmを走破、レース後は世界文化遺産の延暦寺を参拝していた。同日、千葉県立幕張海浜公園において、ミズタニ自転車はブロンプトン・ジャパニーズ・チャンピオンシップを開催。英国生まれの都市型折畳み小径車ブロンプトンユーザーを対象に行われるユニークな競技会で、参加者はスーツジャケット、襟付きシャツネクタイを着用して12kmのレースを楽しんだ。