月刊サイクルビジネス
各メーカーが今年リリースしたE-SPORTS BIKE第1弾はいずれも好調で、すでに第2弾展開へと入っている。その出足好調の要因のひとつが、各メーカーが同時に試乗に力を入れてきたことだろう。競合相手であるはずの各メーカーが試乗で互いに協力し合っているのは特に、注目すべき点だ。今回の特集はスポーツバイク専門誌「サイクルスポーツ」が主催した自動車レース会場での試乗イベントと、E-SPORTS BIKE専門店をオープンしたサイクルベースあさひが行なった試乗イベントに注目した。
東日本大震災被災地復興支援を目的とするイベント「サイクルエイド」が、今年も10月13日に開催。約1200人のサイクリストが参加した。また今回のサイクルエイドでは大きな改革が行なわれており、翌14日に猪苗代スキー場でMTBイベントが初開催。参加者は200人に及び、好天の下でMTBの魅力を満喫した。
次年度モデルの展示会が目白押しのこの時期、10月は丸石サイクル、ミズタニ自転車、ホダカ、ジョブインターナショナル、マルイの展示会が開催された。注目のニューモデルは丸石サイクルが「ふらっか~ずココッティ」、ミズタニ自転車がグエルチョッテイ「ITALO」、ホダカがマルキン「CORENON」、ジョブインターナショナルがジオスの「MISTRAL」、マルイがセルフケア商品「トリガーポイント」等。
熊本地震の後も豪雨、猛暑、台風という自然災害に悩まされ続ける九州・沖縄地区。元々不振傾向の自転車販売にさらに追い打ちがかかり、量販店の売り上げも前年比70%~80%まで落ち込んでいる。そんな状況を打開するために、今後求められる改革とは。ある老舗卸は今年、小売業の本格展開に踏み切った。