月刊サイクルビジネス
E-SPORTS BIKE元年と呼ばれ業界が今盛り上がっているのは、このジャンルで先行するヨーロッパで凌ぎを削る2つのユニットメーカーが国内参入を果たしたことが大きな要因。ボッシュの「Active line plus」とシマノの「ステップスE8080」は、ヤマハが専用に開発したユニットに匹敵する性能を持ち、これまで電動アシスト自転車で成功を収めていない国内外の完成車メーカーがセカンドチャンスをものにしようと次々と名乗りを挙げることになった。特集第2弾はユニットメーカー2社にスポットをあてる。
世界有数規模を誇る自転車国際トレードショー「2018中国国際自行車展覧会」が、5月6~9日開催。28回目となる今回は展示面積、ブース数ともに過去最大の規模となった。そんな中、前回最もショーを盛り上げていたシェアサイクルの出展がほとんどないなど、様相は大きく異なることに。シェアサイクルバブルから冷めた中国自転車業界は果たしてこの先の発展についてどう見ているのか、各ブースの取材から推察する。
2015年秋、栗山孝七新社長を迎え新体制がスタートした丸石サイクル。春需が一段落を迎えた今、その動向については大いに気になるところだ。また電動アシスト自転車に新カテゴリーが生まれシェアサイクルの動きも活発化するなど業界内が揺れている今、果たして丸石サイクルは今後の展望についてどう描いているのか。来季創業125周年の節目に立つ丸石サイクルのビジョンについて栗山社長と竹林宏樹執行役員・商品部長が語る。
(株)シマノ(島野容三社長)が平成30年12月期 第1四半期の決算を発表した。売上高は852億3600万円(前年同期比6.7%増)、営業利益は169億2800万円(同10.9%増)、経常利益は154億5400万円(同16.3%増)、純利益は107億9300万円(同13.2%増)の増収増益。自転車部品も売上高680億円(同5.1%増)、営業利益147億5700万円(同5.5%増)という結果だった。その要因は欧米、北米、南米市場が好調だったこと。日本市場では、昨年から展開するスポーツ系電動アシストドライブユニット「STEPS E8000シリーズ」などの販売が好調だった模様。