月刊サイクルビジネス
2017年を見ると、販売台数が前年実績を下回る見込みとなるなど、まだ厳しい状況から脱していない日本の自転車市場。しかし自転車活用推進法やBAAの改正といった新しい方向性が打ち出されて明るい兆しも見え始めている。業界の牽引役を担う自転車協会としてもこの波に乗るべく、自転車のムーブメントを盛り上げるべく様々な施策を展開している。昨今の状況を踏まえながら自転車業界が今後向かうべき道しるべについて、渡辺恵次理事長に大所高所から語ってもらった。
自転車パーツ・アクセサリー専門の展示商談会「サイクルパーツ合同展示会」が1月24、25日の2日間、東京・台東区の都立産業貿易センター台東館で行なわれた。3回目を迎える今回は前回より30社増の161社が出展し、展示フロアは2.5フロアから3フロアへと拡大。パーツ・アクセサリー商材を中心に、新規参入企業や地方自治体など幅広い業種から出展があり、来場者にとっては更にメリットのある有意義な展示会となった。
(株)ミヤタサイクル(高谷信一郎社長)が、シマノ製電動アシストユニット「STEPS」を搭載した電動アシストMTB「RIDGE-RUNNER」(リッジランナー)を新発売。E-BIKE専用に設計された650Bプラスサイズの本格アルミフレームにシマノSTEPS E8080ユニットを搭載。パワフルなアシスト力を得ながら航続走行距離は最長140kmを実現してロングトレイルライドも可能に。これまでのMTBとはひと味違った走行感を体験できる、新機軸のスポーツバイクに仕上がっている。
1月16日、中国における電動自転車の国家規格が改定され、新たな規格として発表された。新しい規格「電動自行車安全技術規範」では、安全基準を強化した他、最高速度を従来の時速20kmから同25kmへ、バッテリーを含めた完成車重量を40kgから55kgへ、モーター出力を240Wから400Wへと緩和。その一方、自転車と同様のペダル機構の装備を必須とした。