月刊サイクルビジネス
日本市場でメリダブランドの普及促進に邁進するミヤタサイクル。スポーツ市場が軟調となる中でもハイエンドからエントリーモデルまで幅広いラインナップを武器に、新城幸也選手のレースでの活躍など追い風も受けながら販売台数を伸ばし続けるなど、日本でもしっかりとした土台を築きながらファン層の拡大に力を注いでいる。このメリダを大きな柱としながら、同社が持つ技術力を活用したメリダスポーツ、そして通学車など長年支持を得てきた車種のブラッシュアップも進める。PFTフレーム自転車を天津科林に移管し本格稼働するなど生産態勢の最適化も図る最近の動向を、同社の高谷信一郎社長に伺った。
「サイクルモードインターナショナル2016」が、今年も千葉市の幕張メッセにて、11月4〜6日の3日間、開催された。今回は、スペシャライズドが7年ぶりに登場するなど、多くの注目を集めた。しかし出展ブランドは324と前回より減少しており、展示台数は983台、そのうち試乗車は366台と、いずれもスケールダウン。来場者数も2万7169名と、前回より約3%減となった。その一方で、ユーザーとの接点を持てる貴重な機会を最大限に活用すべく、熱心に声を掛ける出展社の姿も。様々な思惑が錯綜した今年の模様をレポート。
(株)深谷産業(近藤正勝社長)が協賛する「第12回愛知県渥美半島ぐる輪サイクリング」(主催:渥美半島ぐる輪サイクリング実行委員会、講演:田原市、田原市教育委員会、テレビ愛知)が、10月16日に開催され、快晴で絶好のサイクリング日和となった渥美半島を舞台に約1400名がサイクリングを楽しんだ。
世界の自転車マーケットが大きく減速するのに伴って、台湾自転車産業界も変革期を迎えようとしている。これまで勢いのあった高級スポーツバイクの販売停滞、在庫の増加など不安要素は多岐に亘る。そんな中で10月18日から4日間、台湾・台中市内で開催された台中バイクウィークでは、会場となるホテルが1ヵ所増えて規模が拡大したものの、全体に市場動向を見極めるべく様子見の雰囲気が覆った。各社の打開策を現地で探った。