月刊サイクルビジネス
今年28回目を迎えた台北サイクルショー、3月18〜21日の4日間、南港展覧館とTWTCホール1で開催。大きな話題を呼んでいたのは、日本企業を集めた「ジャパンパビリオン」だ。自転車産業振興協会が企画したこのブースエリアには、ブリヂストンサイクルをはじ め三ヶ島製作所、ハチスカ、トップ等の11社が出展。時間帯によってはかなりの人集りとなり、注目度の高さを窺わせた。ブリヂストンサイクルはロード6機種、MTB2機種を展示。
3月27〜29日、天津梅江会展中心で第15回天津ショーが開催された。今年は従来の展示エリアに加えて隣接する新展示館も使用してスペースを広げ、面積は12万㎡に。各ブースも拡大傾向にあり100社が200㎡以上のスペースで出展。電動車をはじめ中国国内の自転車ビジネスショーとしては最大規模を誇る同展示会、例年通り多くの来場者で賑わっていた。
スポーティでスタイリッシュな小径折畳み車として人気のBirdy(BD-1)を今年から新たに扱うことになったのは、パウダーコーティング(粉体塗装)を本業とする(株)カドワキカラーワークスの完全子会社である(株)ファビタ。同機種を製造する台湾の太平洋自行車(パシフィックサイクルズ)と古くから親交のある企業である。自転車販売事業に本格的に参入することになった同社の門脇正樹社長(46歳)にビジョンや抱負を伺った。
4県合わせての人口が約400万人という四国。過疎化、少子高齢化が進み、通学車の需要は徐々に減少。また、都市部、郡部を問わずに量販店が進出する中で、変形ハンドルのいわゆるファッションフレーム車が人気アイテムになっていった。さて、今年の春需はどうなのか。4月も半ばを過ぎるとほぼ通学車の販売戦線は終了する。前年は4月からスタートした消費増税の前倒し需要が顕著だったので、前年比ではマイナスになっているが、それを踏まえた上でも軟調という声が多い。特に厳しいのが「街の自転車店」つまり業販店だ。