月刊サイクルビジネス
北米最大の自転車ショー「2014インターバイク」が9月中旬、アメリカ・ネバダ州ラスベガス近郊で開催された。アメリカの自転車市場全体は、横ばいあるいはやや低迷し ているようだが、相変わらずスポーツ・レジャー系機種はバラエティに富み、電動アシスト車を訴求する出展者も少しずつ増え始めた。12月号は前編としてアクセルノースアメリカ、スコット、ASI、WTB、オーパス、マリンのトップや担当者のインタビューを紹介する。
サイクルモードインターナショナル2014が、11月7~9日に千葉市の幕張メッセで開催された。
入場者数は、初日の金曜日こそ6,490名(前年比61.6%)であったが、土日の2日間は昨年を大きく上回り、3日間合計で3万1,149名( 前年比104.2%)と盛況、東京3日間では3万人の大台を回復した。
今年は幕張メッセ内のホール展示・試乗に加えて、10回記念の屋外フィールド企画として幕張海浜公園内の特設オフロードコースでシクロクロス、MTB、トレイルランニングの「スターライト・マクハリ」(土曜日は夜間レース実施)、東京都内から幕張メッセまでのオリエンテーリングライド企画「GREAT EARTH サイクルモードRIDE」、幕張海浜公園内の舗装特設コースでJエリートツアー等の「幕張エンデューロ」を開催。バラエティに富んだイベントとなった。
東京のベッドタウンである埼玉・千葉両県は「埼玉都民」「千葉都民」と呼ばれるような東京に通勤通学する人々が多い。そして、最寄りの駅まで自転車を利用する率も非常に高い。人々にとって自転車は生活になくてはならない必需品だ。このエリアの自転車需要は以前から相当高く、いわゆる「街の自転車屋」も各地に点在し、鎬を削ってきた。自転車販売市場と しては日本でも有数の激戦エリアといえる。
ヤマハ発動機(株)は、軽量・コンパクト性を進化させた電動アシスト自転車用「次世代ドライブユニット」を開発。11月13日に東京都千代田区の丸の内MY PLAZAにおいて記者発表を行なった。
今回開発した新ドライブユニットは、環境負荷を軽減すると同時に高性能を維持する「グリーンコア」という考え方に基づいて誕生。軽量・コンパクトでありながら、従来の最大出力・パワーを発揮する商品だ。この次世代ドライブユニットは、重量3.4kg(約20%減)、容積は約16%削減、さらに重心を12mm下げた新設計構造を実現。従来のドライブユニットと同等の100N・mの最大トルクを発揮、また、環境性能にも優れてレアアース35%、アルミ28%、銅線40%使用量を削減している。