月刊サイクルビジネス
13年の前半は軟調も夏以降は復調の兆しが見え始めた北米自転車市場。ロード、MTB、シティバイク、パーツ等各社が得意とする分野で次々と新製品を投入し、活性化を図っているようだ。
1月号では各企業インタビュー後編として、ロッキーマウンテン、DTスイス、ナーブ、オーパスの4社を掲載する。
シボレー、ルノー、フィアット、フェラーリ、ハマー、グッドイヤーetc.数多くのカーブランドでお馴染みのジック。ただ、池田勝義社長は、こうしたライセンスブランドだけで勝負できる時代ではないという。そんな同社長に13年の総括と今後の展望を伺った。
言うまでもなく、東京・神奈川は日本最大の自転車市場だ。人口は優に2000万人を超え、高額所得者が最も多く居住しているエリアだ。
さて、そんな東京・神奈川の13年の自転車市場はどうだったのか。ここ1、2年を振り返ると11年は東日本大震災後に通勤需要が高まり販売が大きく伸びた。開店以来最高の販売台数だったという幹線道路沿い、好立地の小売店もいくつかあった。しかし、翌年の12年 はその反動が大きく、売上減に見舞われた店舗も多かった。「本当は今年買う予定だった人が、去年買ってしまったんだ」と嘆く店主が実に多かった。それはス ポーツ系ショップでも、軽快車中心の「街の自転車店」でも同じ傾向だ。つまり、市場全体の傾向が最も顕著に現れるのがこのエリアの特徴。簡単に言えば、良 い時は一番いいし、悪い時は一番悪いのだ。
ヨネックス(株)は、独自のカーボン技術を生かしたロードバイクフレームを開発、14年4月からハイエンド製品としてロードバイク用フレーム「カーボネックス/CARBONEX」を発売する。同社はバドミントンやテニスラケット、ゴルフクラブのメーカーとしてカーボン素材をいちはやく採用。強度、軽量性に優れた数々の商品を生み出してきた。5年前から自転車フレームの研究開発に取り組み、この度事業開発部を創設、サイクル事業に参入した。
13年11月中旬、TAITRA(台湾貿易センター)は世界の主要自転車業界誌を台湾に招待し、taipei cycle 2014 メディアツアーを実施。招待を受けたのは、英国、米国、ドイツ、オランダ、フランス、イタリア、スペイン、カナダ、ロシア、ブラジル、マレーシア、タイ、豪州、韓国、日本等の有力誌の編集者や記者達だ。3日間で8社を訪問、また14年台北ショーのプレスカンファレンスにも出席。なお、ロシアの報道関係者が同ツアーに参加したのは初めてだ。今回のメディアツアーでは主に台中、台南の有力企業を視察。以下、訪問企業8社を紹介する。