月刊サイクルビジネス
9月17~21日まで、インターバイク2012がアメリカ・ネバダ州ラスベガス市で開催された。例年どおり最初の2日間(9月17、18日)がブートレック・キャニオンでのアウトドアデモ、後半の3日間がサンズ・エキスポコンベンションセンターにおけるインドアショーだ。インターバイクは北米大陸最大のディーラーズショーで、出展社は750社以上、ブランド数では1200を超える。
昨年は30回という記念すべきショーだったにもかかわらず入場者数が減少するなどやや活気に乏しかった同ショー。しかし、今年は打って変わって大盛況であった。アウトドアデモは、砂漠特有の肌を刺すような暑さの中であったが多くの業界関係者が来場し、クロスカントリー、ダウンヒル、ロードバイク、BMX等の試乗を満喫。インドアショーも活気に満ち溢れ多くの業界関係者で賑わっていた。
自転車のまち・堺に数ある製造卸の中で、今、最も勢いのある企業のひとつがサカイサイクルだ。不況の中、ここ2~3年で業績を伸長させている希有な存在だ。このサカイサイクルを率いるのは、まだ42歳という若さの杉岡正一社長。その経営思想や戦略、ビジョンなどを伺った。
ここ数年、九州の自転車市場における、大型専門店あさひと路面店も含めたイオンバイクの台頭は目覚ましく、この2大勢力が席巻する勢いだ。しかし、今年は軽快車が例年にないほど低調だ。あさひもイオンバイクもその厳しさは変わらないはずである。さて、そんな中で地元の卸や業販店の動向はどうなのか、つぶさに探ってみた。
電動自転車のトップメーカーであるパナソニックサイクルテック(株)の今や主力機種になりつつあるギュットシリーズ。中でも首都圏での販売は群を抜いている。同社首都圏支店の営業陣にギュットの販売動向を伺った。