月刊サイクルビジネス
6月28日、パナソニックサイクルテックの新社長に就任した小黒秀祐氏。長年、パナソニックグループで電池開発に携わってきた電池のエキスパートだ。さらに30代の頃、ロードレーサーの醍醐味に魅了されたという顔も持つ。今後のビジョンや抱負を伺った。
5月2日、清澤孝幸社長という大黒柱を突然失ってしまった(株)オーアンドエム。その遺志を受け継ぐべく新体制を発足し、丸石自転車時代から、清澤氏と苦楽を共にしてきた永堀隆司氏が、同社取締役会長に就任した。本拠地の北海道で営業畑を歩いて来た豊澤有智新社長とともに、新しいオーアンドエムを牽引していく永堀会長に、ここまでの経緯や今後のビジョンを伺った。
北関東は、ヤマダ電機をはじめとする多くの家電量販店発祥の地である。休日、家族揃ってクルマで出かけ大量に買い物をするという「郊外型の生活スタイル」が早くから定着している地域のひとつ。自転車についても、そうしたスタイルで購入する人々が多い。今も自転車販売における量販店のウェイトは決して小さくないが、そんな中で健闘しているショップも少なからずある。そして、きめ細かいサービスや自転車の楽しさを訴求、さらに自転車文化を浸透させる動きも現れ始めている。
自転車業界では、今や商品のほとんどが海外委託生産となり海外の経済状況に左右されない企業はない。自ら商社機能を持たざるを得ない企業もあれば、商社機能を持つ企業に商品調達を依存する企業もある。そして、輸出大国「日本」の中の一企業として海外市場で販売を展開する企業も多い。いずれにしても、自転車業界の中で商社機能を持つ企業の果たす役割は大きいのだ。