月刊サイクルビジネス
千葉、埼玉、東京、神奈川と首都圏を中心に今や112店を展開するセオサイクル。スポーツ系中心のプロショップに近い店舗から、軽快車中心の「町の自転車やさん」まで幅広い。独自の経営スタイル、経営哲学で、幅広い信頼を獲得している瀬尾正忠社長に最新の動向を伺った。
巨大機械工業(=Giant)、榮輪科技(=SR.Suntour)、世同金属(=Kenstone)、順捷(=Fritz Jou)、正敏機械工業(=Akoko)、吉安(=Super Jab)、瑪露洲、源文興工業、乃興工業(=Nuvo )、太雅康培(=Dia Compe)、祥力金属(=Cionlli )、鞍安實業(=Swinger)、政伸企業(=TransArt)などの最新情報を満載。
記者発表会の冒頭に登壇したミヤタサイクル高谷信一郎社長は「昨年1年間のMEIRDAの販売実績は約1万台だが、今年は更に増加させるべく販売戦略を構築。女性ユーザーを対象としたジュリエットシリーズを拡充し女性ビギナー層に強く訴求すると同時に、MERIDA が最も強いMTBも含めた中高級機種をプロショップ等の専門店に供給。幅広い需要層にアピールしブランド力を高めたい」と力強く語った。
「春需のヤマはどんどんなだらかになっている」全国的に見ても高額通学車がよく売れる地域のひとつである中国地方の業界関係者は口々にそうこぼす。売上数字の大半を作り出すのは春の進入学シーズンだが、そこに頼っているだけで未来はない。春以降、夏秋にかけて、新たな自転車需要を掘り起こすことが大きな課題だろう。都会化が進む中核都市での健康・環境志向や恵まれた自然環境を生かせば必ず活路は見出せるはずなのだ。