月刊サイクルビジネス
10年ブリヂストンサイクルの自転車部門売上高はほぼ横バイ。完成車のトップメーカーと言えども決してラクに生き残れる時代ではない。2011年も消費不況、デフレが続くことが予想され、自転車市場も不透明だ。そうした中で、営業出身の社長として強いリーダーシップを発揮する渡辺恵次社長に、新年の抱負、ビジョンを伺った。
一段と厳しさを増す経済情勢。消費不況から脱する気配は依然として見えない。健康、環境という追い風で他の業種や製品に比較すれば幾分ましだろうと思われていた自転車業界も2010年は大きな影響を受けたと言わざるを得ない。2010年、自転車市場は900万台前後になりそうだが、総じてデフレ傾向があった。多くのメーカーが減収減益である。
PASシリーズが8年ぶりフルモデルチェンジで、随所に新しい技術や機能や採用。顧客マーケティングを徹底しユーザーの声を製品にフィードバック。同社では「走行距離の長さ」よりも「バッテリー寿命の長さ」を求める顧客が多いと分析、繰り返し充電が700~900回可能な「長生きバッテリー」を開発。従来モデルの約2倍の長寿命電池で、これまでバッテリー交換2回分を1回で済ますことができるという。
(社)自転車協会は、今年のBAAキャラクターとしてAKB48の起用を発表。これまでのBAA普及広報活動においても、テレビコマーシャルを中心に様々なメディアで訴求してきたが、アイドルタレントを起用するのは初めて。中心メンバーの大島優子さんら6名が登場し、自転車の安全の重要性を訴求する。