月刊サイクルビジネス
6月に(株)モリタホールディングスの100%子会社として誕生したミヤタサイクル。指揮を取るのは、かつては山一證券に席を置いた財務のスペシャリスト、モリタホールディングスの顧問を務めていた高谷信一郎社長だ。自転車業界とはおよそ縁のない世界からやってきた新社長がどのような手腕を発揮するのか、大きな注目を集めている。
シマノは中間決算で売上高前年同期比15.9%増の1043億9000万円、経常利益は143億7000万円で前年同期比58%増に。105、ディオーレXT等新コンポも好調だ。また、ヤマハ発動機の中間決算は新興国での好景気に支えられて、売上高は前年同期比16.7%増、経常利益は黒字回復を果たした。新家工業も第1四半期業績で利益を黒字に戻している。
猛暑が日本全国を襲った今年の夏、甲信越地方も例外ではなく、梅雨開けとともにうだるような日々が続いた。フェーン現象に見舞われた地域もあり、標高の高い長野県の各地でも記録的な高温になった。自転車市場にとっても、あまりの暑さはマイナス要因でしかない。消費不況、雇用不安、少子高齢化に加えて、この気候の悪条件が加わり、あまり景気のいい話は聞かれない。
GCS(グリーンサイクルステーション)、そして主にエントリーユーザーへのアプローチショップとして様々な取り組みを見せるグリーンスタイルを展開する鈴木潤氏。最近ではオリジナルブランド車の開発に着手し、販売を開始した。ミニベロだけではなくクロスバイクもラインナップし、気軽に楽しめる、街乗りスポーツ車のナビゲーターとしてますます評価が高まっている。そんな氏の最新の動向やビジョンを紹介する。