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2010年2月号
月刊サイクルビジネス  
新春インタビュー
ブリヂストンサイクル(株) 渡辺恵次 社長
不透明感増すデフレ時代、危機意識を持って臨む
 09年ブリヂストンサイクルの自転車部門売上高は426億円で前年比104.4%の見込みだ。
 消費不況が顕著になり非常に厳しい環境だが、増収増益を達成した。ただ、デフレがまだ続くと予想される今年は昨年以上に先行きの不透明感は大きい。環境や健康の追い風を受けて電動車やスポーツ車は伸びているが、総合自転車メーカーであるBSCの屋台骨を支えるのは一般自転車だ。そんな中で社長就任4年目の渡辺恵次社長に今年のビジョンを伺った。

2010年業界展望
厳しさ増すが、デフレ後の飛躍に向けた忍耐と準備を
 昨年の秋頃から、自転車業界にもひしひしとデフレの波が押し寄せている。特に量販市場の軽快車はかつての安売り競争を彷彿とさせるような状況になりつつある。首都圏、近畿の都市部でも1万円以下の機種がかなり幅をきかせ始めているようだ。
 これは言うまでもなく、自転車が思うように売れなくなったことを象徴する。自転車が売れない→自転車が大量に余る→在庫処分が大量に出る→平均価格が下がる。こうした悪循環なのである。

最新近畿地方特集
昨年夏までは順調も秋以降軟調、春需は正念場に
 デフレの影響が深刻だ。近畿地方に限ったことではないが、自転車業界にも数年前を彷彿させる低価格車が量販店を中心に方々で見られるようになってきた。決して好ましい事態ではない。電動車やカジュアルスポーツ系バイクの好況に支えられている側面はあるものの、これだけの消費不況で、自転車だけが例外という都合のいい状況は望むべくもない。かなり厳しい状況に直面している企業も多いようだ。最新の状況をレポートする。

 
自転車業界年賀交歓会、大阪・堺で盛大に開催
渡辺副理事長、若井近畿経済産業局部長らが登壇
 自転車協会(島野喜三理事長)が主催する「平成22年自転車業界年賀交歓会」が1月7日、大阪府堺市堺区のリーガロイヤルホテル堺において盛大に開催され約200名が参集した。
 冒頭、業界の代表として挨拶に立ったのは、渡辺恵次副理事長。「09年1〜11月の自協会の出荷台数は電動自転車は前年比116%であったが自転車は前年比86%。特に秋以降が厳しい情勢だ。ただ、低炭素社会の実現は大きなテーマでありその中で自転車の果たす役割は大きいはず・・・。
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